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マイニングは数の暴力。それはガンダムが教えてくれた

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マイニングは数の暴力。それはガンダムが教えてくれた

僕みたいに自宅でマイニングしている個人マイナーも、大規模な施設を作ってマイニングしている巨大企業も、使っているパーツは同じなんですよね。

マイニングの収益性を高めるためには、とにかくGPUなりASICの数を揃えることが大切で、超高性能のマシンの有無が勝敗を分けるなんてことはないんです。

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物量で圧力をかける連邦軍、超兵器で戦局の逆転を狙うジオン軍

これは機動戦士ガンダムに例えると分かりやすいです。アニメの中では主人公であるホワイトベース、ガンダムの視点で物語が進みますが、その向こう側では地球連邦軍とジオン公国軍の全面戦争が繰り広げられていました。

皆さんもご存じの通り、連邦軍がジオン軍に勝つわけですが、その勝因は物量であり、数なんです。ジオン軍の国力は連邦軍の30分の1といわれており、最終的には数の圧力にジオンは屈するわけです。

アニメの中では、まさしくスーパーロボットであるガンダムが、次々と敵のモビルスーツを打ち破っていきますが、ガンダムって試作機なんですよ。連邦軍がモビルスーツを量産するためのデータを集めることが目的なんです。だからガンダムが乗るホワイトベースは、素人ばかりの民間人の寄せ集めなのにもかかわらず、独立した囮部隊として、地球・宇宙で敵と何度も交戦させられるわけです。

大戦初期は、ジオン軍が開発したモビルスーツであるザクの戦闘力に押されていた連邦軍ですが、ガンダムが集めたデータを基に量産型モビルスーツであるジムの開発に成功し、物量でジオン軍を圧倒していきます。

それに対して資源が乏しいジオン軍では、戦局を一発で変えられるような超兵器の開発に心血を注いでいたわけですね。ビグ・ザムやグラブロ、ビグロ、ザクレロといったモビルアーマーやシャア最後の乗機となったジオングがその例です。これにはまあ、プラモデルの新作をどんどん作って販売しなければいけない事情があってのことですが、数の連邦に対して、ジオンは超兵器で対抗しようとし、見事失敗します。

機材は同じでも電気料金はプロにかなわない

例えば中国の巨大マイニング企業は、内陸部の水力発電所のとなりに巨大なマイニング工場を建設していますし、日本のGMOも北欧の寒冷で電気代の安い土地に大規模なマイニングファームを作っています。

一般人が真似できる規模ではないですよね。でも、使っている機材は僕らでも買えるものなんです。中国の巨大企業ビットメイン社やGMOは、自分たちが使っているマイニング用専用機材(ASIC)を一般販売しています。また、パソコンパーツであるGPUを使ったマイニングをしている日本の企業さんもいくつかあります。

つまり、マイニング成功の秘訣は地球連邦軍的な数の力なんです。ビグ・ザムのような、それこそ1億円するようなパーツは不要ですし、たぶん存在しません。普通の人間でも買えるパーツをできるだけたくさん集めること、これが収益になります。

それではプロとアマでは何が違うのか。それは電気代と廃熱です。

廃熱の問題はある程度GPUやASICの数が揃わないと発生しませんから、つまりは電気代です。一般家庭では、キロワットあたり20円台の電気代でマイニングせざるを得ません。ですが、工場のようなたくさん電気を使う事業の場合、高圧電力という安い電気代を使えますし、海外進出できれば日本より電気代が安い土地はたくさんあります。

逆にいうと、僕ら一般マイナーでも、電気代以外の部分はプロと同じです。誇りを失ってはいけません。

 

本業は雑誌編集者、ライター。仮想通貨のマイニング、パソコン構築にとりつかれた哀れな中年男性。もともとは売れないバンドマンで、今は芸能プロダクションも経営しています。高円寺在住で、東京ヴェルディのサポーター。お肉とお酒が大好き。

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